白甘鯛と脂の乗った鰹、稚鮎

白甘鯛（しろあまだい）

淡白で上品な味わいが特徴です。見た目も美しい銀白色の皮が特徴で、脂の乗りが良くない時期でも非常にジューシーで柔らかい肉質を楽しめます。白甘鯛は繊細な味わいで、寿司ネタとしては大変珍重されております。季節によっても変わるその味わいを、一貫の寿司でじっくりと感じ取っていただきたい。塩と少しのレモンでシンプルにいただくのが、その風味を最も引き出します。

脂の乗った鰹（かつお）

春から夏にかけて最も美味しい時期を迎えます。特に初夏に水揚げされる鰹は「初鰹」と呼ばれ、脂がたっぷりと乗っており、口の中でとろけるような食感があります。

稚鮎（ちあゆ）

この小さな魚は初夏の風物詩で、独特の甘みと香りが魅力です。稚鮎はそのまま丸ごと一匹、軽く炙ることで外はカリッと、中はふっくらとした食感になります。ちょっとしたアクセントとして、少量の塩を振ることで、さらにその風味を引き立てることができます。